RESEARCH
番外編 DENIM SPECIAL A加工の職人!
本来はおでかけスポットをご紹介する、Are you hungry?なのですが、
今回はちょっと趣向を変えて、
マビッシュ ファブリカンのデニムの秘密に迫る取材となった特別番外編。
裁断場をあとにして、次に向かったのはデニムの加工場。
そう、洗いをかけたりバイオ加工したり、生のデニムに命を吹き込む場
とも言えるところなのであります。ということは、やっぱり職人ワザ、
ということはやっぱりちょっとコワイ・・・? うーむ、さらに進むべし!(やけくそ)
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またしてもY君に乗せてもらって今度は加工場へと向かいます。 Y君「加工場も色々あって、とにかくすごいいい雰囲気の加工をやるんだけど、その場その場で感覚でやっちゃうので、次のロットを同じように頼んでも同じ風合いには出来上がらない、なんてとこもありますし、きっちりデータとって、何度頼んでもかなり精密に同じ風合いに仕上げてくれるところもあるし。得意分野が違うんですよね。工場によって。」 |
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そうなんだー。ちなみにうちのはデータきっちりとってくれてるタイプのとこらしいです。笑 追加生産で全然違う加工が上がってきたら困ってしまうもん・・・。 なんてことを言ってたら着きました。また緊張だぞー。涙 |
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すました顔してますけど、ちなみにこれは固まってるんです。泣 しかし、早速デニムの山・山。 |
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横にチラッと写ってますけど、フォークリフトがあります。 そう、デニムってかなり重たいんです。しかも、ここは加工場だから、濡れたデニムが山とあるわけで、台車やフォークリフトないと、そりゃムリってもんですよね。 |
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さて、彼が今日色々と説明してくださるFさんです。お世話になります! Fさんは、こんな風貌ですが(かえって失礼だっての・・・)、実はかなりの実力者。中国工場にも技術提供のために派遣されるってな方なのでした。 |
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Y「マビッシュのデニム(もちろんここで加工してもらってます)、 いつも加工の風合いがいいってお客様からご感想たくさんいただいてるんですよ。」 Fさん「ホントですか。僕は中国も行ったりしてますけどね、やっぱり国内モンは違いますよ。技術の違いももちろんありますけど、水だって関係してくるんです。国内生産、ぜひこれからもやってってください。」 |
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そうなんですよね。生地自体もいいんですけど、加工はやっぱり命が入ります。絶対に手が抜けないところなんですよね。 さてさて、ここにはでっかい機械がいっぱいあります。私にはどれがなにやらさっぱりわかりません。涙 Fさんに説明してもらうことになりました。 Fさん「これは洗いをかける釜です。石入れて。バイオもやります。」 おー、でかい。 |
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この中に石とデニム(縫製後)を入れて洗うわけです。よく言う「ストーン・ウォッシュ」ってやつですね。 | |
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石はこんな感じで入ってます。たまにジーンズのポケットに小さいのが残ってたりすることがありませんか?あと、砂みたいなザラザラが入ってたり。 あれはこの石がこすれて小さくなったヤツなんです。(私はあの小さい石に遭遇するのが好きです。なんか「当たり!」みたいな気分で。笑) |
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で、石はどんどん削れていくので、どんどん足していくんだそうです。 Fさん「これ。この袋全部石ですよ。」 そりゃフォークリフト要るわけだ。軽石とはいえ、これは重いぞ。 |
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ちょうどとなりの機械が回っているところでした。 石がたくさん入って、しかも重たいデニムが一度に何十本(この釜で80本〜100本とか。機械によって本数は違う。)も同時に洗われていくわけなので、かなりの力がいるんだろうなあ。すごい迫力です。 |
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デニムは洗いの前に縫製、そしてブラストやクラッシュなども入れてあります。それから洗いをかけて仕上げていくわけです。 |
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濃い部分と薄い部分があるのがわかるでしょうか。 色の薄いところはブラストといって、色を手作業でこすり落としてあるんですね。で、クラッシュを入れるところにもあらかじめ傷をつけておくんです。そして、洗うといい感じに風合いが出てくるのですが、これを調整するのもかなり手間がかかります。何度もサンプルを試して一番いい具合を探していくわけで・・・。 |
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Fさん「さっきのは普通の石なんですけど、こっちは人口石なんですよ。ものによってはこれを使う場合もあります。」 | |
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で、上がったらすぐに、常にキレイな水を入れてあるバケツにつけて、出来上がりを確認するんだそうです。 | |
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奥のほうにもまた別の機械が・・・。 あれはなんでしょうか。 |
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中にはやっぱり石が入ってますけど、なんかちょっと違います。丸っこくてツルツルしてる。 Fさん「これはゴムのボールなんですよ。デニムみたいに生地が強くない素材のものに洗いをかけるときにはこっちでやります。」 |
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おー、そうだったのか。 てことは結構繊細な素材までストーン・ウォッシュは可能だってことですよね。 Fさん「ただし、あたりはそんなに出ないです。やっぱりあたりだすのには石。だから、逆に洗いはかけたいけどあんまりあたりは出したくない商品の場合はこのゴムボールでやります。」 そうか。細かい仕上がりの違いには、たくさんの釜を使い分けたり、時間を調整したりって手間がかかってるんだ。 |
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ウィーン、と宇宙船のごとく口を開ける機械たち。かっこいい。 いつも、加工後の商品しか見ていないから、すごく新鮮な気分。 |
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で、またまたその奥のほうを見てみると今度は小さな機械が・・・。 |
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Fさん「あ、それはね、サンプル用の釜なんですよ。サンプルはでっかい釜では回せないんで。」 |
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「うちのサンプルもここで回ったのかなあ。」なんて思ったりして。 |
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まだまだ機械があります。 必死でメモる私・・・。(すぐに忘れるのです。涙) |
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これは後染めの釜。 デニムは縫製してから色を洗い落とすわけですが、上の写真のような白い生地の商品を、逆に色モノに染めていく釜なわけです。 縫製後に染めるから、生地から色のついてるものよりも風合いが出るので渋いわけです。 |
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これもまたそう。 Fさん「洗濯機と同じようなもんです。」 って、でかすぎますよ。とても洗濯機とは考えられない。 |
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こっちは乾燥機です。コインランドリーにあるやつの何十倍の大きさ?って感じです。 キレイな青い機械と、その前にズラーっと並ぶ、デニムの入った黄色いカゴが、キレイなコントラストで圧倒されました。迫力。 |
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そして、もう一つ思ったのがここで働く人たちのこと。 釜は一度動かしたら30分とか1時間とか自動で回っているわけです。 ですが、ここの職人さんたちはその間も機械の近くできりっとしていらっしゃいます。機械を見つめています。 この仕事を責任もって担当している。そんな気持ちがヒシヒシと伝わってきました。 |
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機械のすごさにも圧倒されたけど、やっぱり人なんだ。それぞれの人が、それぞれの信念を持って何かを作り出している。だからそこには感動が生まれるんだ。 そんなことを感じながら加工場を後にした私でした。 |
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