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MISSION









Mission.4 『ニューハーフのショーパブに一緒に行って欲しい!』 後編
高校の時の同級生に会いに行くというテーマの今回、 相手はニューハーフさん
しかも六本木のショーパブへの潜入取材、 うーん、ドキドキしっぱなしであります。
はたして、CMにまで出演したりする人気の彼女にちゃんと会えるのか!? いやしかし、
私に頼んでよかったのか、この依頼。涙

*店内撮影禁止のため一部画像無しでお送りします。あらかじめご了承下さいまし。

前回、私と依頼人のりょうこさんは、高校時代の同級生が今働いているという六本木のあるニューハーフショー・パブへとやってきたのであります。

りょうこさんはここは初めてだそうですが、今まで何度かニューハーフさんのお店に遊びに行ったことがあるそうで。
り「でも、お店によってパターンや雰囲気は全然違うと思うんで、ドキドキしますー。話かけるタイミング、あるのかなあ・・・。」
ショーを見ていると、ほぼメインに近いキャスティングでKちゃんは登場してきます。

ある時は少女、ある時は少年。着物もドール風ドレスもあり、短パンやメンズライクな迷彩柄のアーミースタイルなど、男の子役でもかなりいい感じ。(もうホントにお見せできないのが悔しいです。涙)
ダンサーさんはみんな素敵な方たちで、イキイキしてて、でもやっぱりKちゃんはその中でもキラキラ光って見えました。りょうこさんは私なんかよりももっと感動しながら見ていたに違いありません。
り「Kちゃんすごい・・・!かっこいい・・・!」
いや、ホントにかっこいいです。女だろうと男だろうと、もうどっちでもいいやって気になってくるから不思議です。
そういって、圧倒されている間にショーはエンディングを迎えました。私の中のイメージでは、ニューハーフさんのいるお店だと、お客さんの席にだーっとなだれ込んできて、きゃーって感じになるんじゃないの?(どんなイメージやねん・・・涙)という貧困な想像があったのですが、ショーが終わって、ライトがついて、気が付いたらお客さんたちは続々ともう席を立っています。
り「え?どうなるの?会えるのかな・・・?」ちょっとヤバイ雰囲気です。
このまま「ハイ、終わりです。次のショーの入れ替えがありますから出てくださいー。」みたいになっちゃいそうです。涙
マジでこのままではヤバイ!

冗談抜きでりょうこさんと一晩飲みあかすことになってしまいそうです。涙

とにかくちょっと様子を見ようと思って、出口近くまで行ってみると、お客さんたちはやっぱりそのまま出て行く様子。でも、そこでダンサーさんたちがお見送りをしてます。そうか、ここでお客さんとコミュニケーションしてんだ!でも、肝心のKちゃんはそこにはいない・・・!えー!?
り「Kちゃんいました?いやー、どうしようー!!会いたい・・・!」
Y「出口のほうに皆行ってたみたいなんだけど、Kちゃんの姿が見えなかったんです!どこ行ったんだろう・・・。涙」
と、もう二人ともオタオタしながら困ってたら、舞台のそでのほうにKちゃんらしき子が・・・!

一瞬こっちを見てた気がしたんだけど、そのまま楽屋のほうに入っていってしまいました。
り「Kちゃん!Kちゃんです!きゃー!どうしよう、入っちゃった・・・!涙」
Y「えー、見てた気がしたのに・・・。とにかく行ってみよう!!」
やっと会えたと思ったら、また消えてしまって、本当に二人とも泣きそうになりながら、楽屋の入り口まで。しかし、ヘンなヤカラだと思われてそれこそほりだされたらどうすんだって感じです。

でも、ここまで来て、もう後戻りは出来ない。ちょうど近くに来られたスタッフの方にりょうこさんが思い切って話しかけました。
り「すみません!Kちゃんいますか?お願いします!」

横で見てた私は、もう内心破裂しそうなくらいバクバクでした。りょうこさんもきっとそうだったと思うんですが、やっぱりいざという時に力を発揮できるタイプのりょうこさん。頑張りました。
スタッフさんが入っていったドアから、しばらくしてひょこっとKちゃんが顔を出してくれたのでした・・・!
り「Kちゃん!!」
K「りょうこー!やっぱり。何度か目が合ったよね?」

やっぱりKちゃんも気が付いてたんだー。涙
よかったー。

でも、自分に会いにわざわざ来たわけじゃないかも・・・って思って話しかけて来なかっただけなんだってことがわかり、ものすごくほっとしました。
りょうこさんは自分が高校を出てすぐに結婚して、すぐに出産、もう二人も子供がいるってことをKちゃんに報告。

Kちゃんは
「え゛ーっっっ!!」と、外まで聞こえるんじゃないかってくらい大きい声でびっくりしてて、お互いに忙しくて今まで会えなかったことを理解してくれたようでした。

「これからは時間があったら連絡とりたいね」ってことになって、Kちゃんは「私はいつでもいいよ。電話してー。」と、自分の携帯番号を。(ホントによかった。涙)
り「よかったー・・・!!会えたー!!泣」
もうね、この時は私まで泣きそうでしたよ。嬉しくて。
会えただけじゃなくて、ちゃんと二人で話も出来て、連絡先も教えてもらえて、「また会いたいね。」って言えて。

私に「一緒に行ってくれませんか?」ってメールくれたのもりょうこさんだし、思い切ってドアの向こうに消えたKちゃんを追ったのもりょうこさん。私はなんにもお手伝いしていないけど、一緒にこの感動を体験できたことがとっても嬉しかった。(ちょっと待て。yukiが感動するコーナーではなくて依頼者の願いを叶えるコーナーでは??)
りょうこさんは、ホントに若いうちに結婚して、すぐに子供も二人生まれ、今は仕事を独立させたダンナ様を支えながら、ご自分も別の会社でフルタイムでお仕事されていらっしゃる方です。

仕事が終わったら子供たちを急いで保育園に迎えに行って、ご飯の用意をして子供たちに食べさせる。帰りが遅くなることの多いご主人がいない間、一人で家の中のことも子供たちのこともやってらっしゃいます。
り「子供は大好きなんです。いくらでも欲しいくらい。笑」
でも、若いお母さんだってだけで、世間から厳しい反応をされることもよくあるらしくて
り「子供が熱を出したり、行事が重なったりすると、職場で結構辛いです。『ああ、お母さんなんだもんねえ。でも、なんか子供が子供産んだって感じよねえ。』なんて言われ方もよくあるんです。」

若いお母さんだってだけで、そんなことを言われる筋合いはないぞ。私はちょっと、いやかなり腹が立ちました。

「若いのにえらいじゃない〜!頑張って!そのうち楽になってくからね!」って、なんで言えないんだ!!ほんとに、お互いどうして応援し合えないんだって、すごく思ってしまった。一緒に働いているのなら、なおさら、困ったときはお互い様じゃないの!?って・・・。泣
り「保育園でもちょっと難しい問題が起こって・・・。ある先生が、子供に暴力を振るったってことがわかったんですよ。いうこと聞かないからって。で、父母会で問題になって、保育園側に意見を言ったら・・・」
り「その先生、辞めさせられるんじゃなくて、今度赤ちゃんのクラスに配属されたんですよ。ひどくないですか?赤ちゃんだと『今日せんせいにたたかれたー!』って親に言えないですもんね。しかも、それはうちの下の子のいるクラスなんです。わざとそうしたわけじゃないかもしれないけどそれにしてもやっぱり心配で。」
もう完全に怒りを通り越しました。なんてことが起こってるんだ。だけどこっちは、待機児童(保育園に入園を希望しているけど、定員が少なすぎて入れない子供のこと)が何人もいて、やっとなんとか入れた保育園をそう簡単に辞めさせられない。仕事だって辞めるわけにいかない。
Y「もうなんだかそれって泣きたくなる状況じゃないですか。私の地域も保育園はかなり狭き門ですけど、これだけ働く女が増えてる時代に、だいたい保育所が足りなさ過ぎることがまず問題!!」

り「そうですよー!!だからね、もし今後おかしなことがちょっとでもあったら、保育園の部屋にカメラを設置するって約束になってるんです。自分の子供は自分たちで守らないとって、保育園任せにしてられないから、こっちで監督するぞって。まあ、もちろんそんな先生ばかりじゃあないんですよ。いい先生だっているんですけどね。」

なんかね、りょうこさんが「Kちゃんに会ってエールを送りたい!」って言ってた気持ち、本当の意味でわかってきた気がします。りょうこさんも、目一杯頑張っているんだ。毎日。

かわいい二人の子供に囲まれ、そりゃあとっても嬉しいけど、うまくいかないこともたくさんある。守らなきゃいけない大切なかわいい命があるからこそ、戦わなくては生きていけない状況なんだ。
り「なんかね、今日Kちゃんに会って、応援するつもりが、こっちが元気をもらっちゃいました。私も負けてちゃだめだーって。このままじゃ私らしくないかもしれない。もっと何か出来ることがあるかもしれないって。」
いや、私はりょうこさんはもう頑張りすぎくらい頑張ってると思います。
逆に力を抜いて欲しいくらいです。本当にエライ!!私なんかが言っても何のタシにもならんと思いますが、本当によく頑張ってる、立派なお母さんです!!
Kちゃんに会えた興奮が冷めないままお茶をして、色々と話をして、私のほうがこの日お会いできた二人の頑張る女性にものすごい影響を受けたかもしれません。

いや、世の中の人たちはみんなこうやって頑張って今日を生き抜いているのかもしれない。と思うと、「私はまだまだだ。もっと頑張らなくちゃ。私の出来ることで、何かをやっていかなくちゃ。」と、思えてなりませんでした。
り「あ、そうそう。マビッシュのブラウスはまだ今も使ってるんですよ。で、JENNIFERなんですけど実はお姉ちゃんが妊娠中で、今お姉ちゃんのところに行ってるんです。」
Y「えー!お姉さん、今妊娠中ですか!いやー、なんか嬉しい。おめでとうございます!!」
色んなことがある中で、子供が出来るとか、そういう知らせって、なんでこう人を幸せにしてくれるんだろう。

り「私は服を選ぶのとかも自信ないし、センスもないし、JENNIFERを買う時にはお姉ちゃんにすっごい相談したんです。これ見てー!!って。笑」
お姉さんはその時「これだったらいいんじゃない?」と後押しをしてくれたんだそうで。
り「通販ってものに理解があんまりなかった主人に怒られたくなくて、届け先もお姉ちゃん家にしてたんですー。笑」
いや、ご主人の気持ちもわかります。通販はここ数年でかなり当たり前になってきているのに、それでもまだまだ安心できない部分もたくさんありますもん。私だって不安なくらいです。
り「今日はKちゃんに会えて、yukiさんにも会えて、本当に嬉しかったです。これからは私らしく、頑張ってやれることからやっていきたいと思います。本当にありがとうございました。」

そう言って、りょうこさんは自宅へ向かう東京メトロの駅へ降りていかれました。私こそ、こんな機会を与えてくださったりょうこさんに感謝してます。本当にありがとうございましたと言いたいです。
りょうこさんと分かれてから少し歩いて、六本木ヒルズのほうまで進んでみました。

黒い東京の夜の空に向かって、威圧的に伸びているビルを見ると、どう頑張ってもなんともならない事も世の中にはあるんだよなあ・・・とも思うけれど、この東京っていう大きな街の中に暮らすたくさんの人たちは、それぞれにみんな悩みもあって、苦しみもあって、でも嬉しいことなんかもあって、毎日色んなものと戦いながら、頑張ってるんだよ。と、思えて力をもらえるような気がして、目一杯生きるって悪くないなあって感じた気がしました。
デザートでも食べて、幸せな気分で寝るとするか、と思ってホテルの部屋に帰ってお風呂に入ったら、気が付いたら寝てました・・・。(デザートは??)
次の日、大阪に帰る日です。が、その前にちょっと仕事を済ませてから帰る予定になってました。

ちなみに国会議事堂に用事があったわけではございません。乗り換えてただけです。(誰もそうは思わないので、そんなことは書かなくてよし!!怒)
昨日のことを色々思い出しながら、東京の街をまわりました。大阪もまあ結構な都会ではありますが、やっぱり東京はにおいが違います。(というより大阪が違うのかな・・・??治外法権とか言われることもあるし。)
たくさん刺激を受けることが出来ます。
途中でかわいいワンコにも遭遇。「お前も頑張ってるかい?
私も頑張ってるよ。まだまだだけどね。」


そうそう。最後に、とっても嬉しい報告があるんです。
り「yukiさん!私、三人目、妊娠したんです!!」
お会いしてから数ヵ月後、りょうこさんからこんなご連絡をいただきました。うそー、りょうこさんホントにすごい!私は嬉しいです。女はなんて素晴らしい幸せを貰える生き物なんだ。
出来れば来世も女に生まれたい。大変なこともたくさんあるけど、その分感動も、嬉しさも、たくさん体験できる生き物なんじゃないかって思う。(男の人には悪いけど)

これからも頑張って仕事するぞー!チビたちと遊ぶぞー!!そんな気合を入れながら、街を歩くのはとっても楽しかった。りょうこさん、ホントにありがとう。そしておめでとうございます。記念の記事になると嬉しいです。


さあ、また協力してくださるお客様がはたしていらっしゃるのか!?
yukiを助けて下さる全国の里親様、どうぞご一報下さいませ〜。泣
日本国内、どこへでもお伺いさせていただきます!んで、yukiのできる範囲で心ばかりのお礼をさせていただきます。(ちゃんとできるかどうかは別として・・・。涙)



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