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yuki's DIARY
2004/2/5  春



2月ですね。 この間冬が来たと思ったらもう節分。 はやいなあ・・・。

相変わらず毎日時間に追われて過ごしていますが、
追われるのではなく、 自分が先頭切って進まなくちゃ!と 胸に言い聞かせています。

新作が出るのももう近くなりました。
今販売中のアイテムに、プラス使える、そしてかわいくてかっこいいものを 少しずつお見せできると思います。
楽しみにしててくださいね。

さて、しばらくぶりの日記ですが、
今回はぐーっと戻って去年の八月書いていた、 私の妹のようないとこの話をしようと思います。

私は一人っ子なんだけど、 父方のいとこが全部で六人。
それも毎年一人ずつ生まれたもんだから、 年子が六人いるような騒がしいいとこ仲間なのですよ。

その中で一番年長なのが実は私。 次に私の父の弟のところに生まれたのがその彼女になるのです。

彼女には妹と弟がいて、 一人っ子の私とは違って三人兄妹の長女。
(だから私よりも強い!絶対)

子供の頃から年に何度も行き来して仲良く遊んでいたとはいえ、
育った環境も違うし、好みも正反対、 なのに、なんだかウマが合うのだな。

彼女の母(私のおば)は、私たちのことを「国際バカ姉妹!」と笑いながら言うのだが、
私は自分のほうがひとつ年上にも関わらず、 彼女には今までたくさん助けられてきた。

情報や、もの、といった点でもかなり助けてもらっているけど、 一番は精神的に。

結婚してすぐ海外にいってしまった彼女とは、 多くても年に一度、会えるか会えないか。
あとはもっぱらメール。

それも、私がいつもばたばたしているので なかなかメールも書けないことがしばしば。
でも、いつもなぜか私を元気にしてくれる。 さみしい時は暖かい気持ちにさせてくれる。
がんばって、がんばって、 ヘロヘロに疲れたときは
「アンタはよくがんばってるよ。えらいよ。 ちゃんと休まなきゃだめ!」と 私を認めてくれる。

腹の立ったときは私よりも腹を立てて怒ってくれる。

長男を妊娠したときも、 出産のときも、 遠い国にいながら、ずっと案じてくれて、
息子が6才になった今もいつも気にかけてくれている。
「こっちのスーパーで、こんなの見つけたから。」と ヤツの喜びそうなおやつをわざわざ送ってくれたりもする。

そんな彼女だから、 うちの長男は多くて年に一度会うだけの彼女にとてもなついている。

普通子供は仲良くなってもしょっちゅう会っていないと すぐに忘れるし、なかなか慣れない。
でも、彼女にはなついているのだ。不思議。

今回夏に彼女が日本にまた里帰りすることになって、 お互い忙しい中だけど会う約束をした、ということは前に書いたとおり。
2003/8/29参照

やっぱり忙しくしていた私の仕事場に彼女は来てくれた。
ちびはその頃二ヶ月か三ヶ月くらいで、 ぷくぷく度最高潮の時で、
「うわー、強烈デビューや!」と笑いながら 細い腕でたくさん抱いてやってくれた。

「これからいいことばっかりだねえ。」とチビに話しかける彼女。

赤ちゃんが生まれると、「大変ねえ。」とか、「なかなか自分の時間ないでしょ?」とか、 そういうことを言われることが多い。
でも彼女は違うのだ。

ううん、大変なのも知ってるし、 子供がいるとどうしても避けられないトラブルなんかもあるのはもちろんわかっていて、
「いいこといっぱいだね。」と言える彼女なのだ。

ところで彼女が子供好きかというと、それはNO。

よく、すれ違う赤ちゃんを見ただけで、 女の子は「かわいいー!」となることが多いのだが、
(母性本能だろうな。前にテレビで検証していたけど 赤ちゃんには「かわいいと本能に感じさせる要素」がいっぱいつまっているらしい。)
彼女はどう転んでもそのタイプではない。

これがまた彼女のおもしろいところ。

そしてなんだかんだと話した後、夕食に出ることになった。
前にも息子と三人でいったことのある、 近くのおすしやさん。
ここはそんなに高くないのにおいしいので、 私たちのお気に入りの店。

保育園に息子を迎えに行って、ちびも連れて、でかけた。
長男は彼女が来てくれたのがうれしくて、 (保育園まで迎えに行ってくれた) 店ではちゃっかり横に座り、
私のことなど忘れたかのように 楽しそうに食べていた。

ヤツはどちらかというとあまり食に執着のないタイプなのに、 (私と正反対・・・。)
楽しかったのと、「いいところ見せなくちゃ。」という気持ちもあったんだろうな、 張り切って食べてた。

だいたい食べられるのはにぎりのたまご。 あとは巻きものとかてんぷらとかで、
いつもはそんなに食べないのに 生のお魚ののったのにも挑戦していた息子。

でも、口に含んだはいいが、 結局食べ切れなくてモゴモゴとしていたとき、
彼女は「噛み切れないの?ここに出しな。」と 自分の手を出した。
息子は安心して彼女のいうとおりにしてほっとしていた。

彼女には子供がいない。
普通子供がいないとこういう場面には慣れていないし ましてや自分の手をすっと出せるものではない。

いや、子持ちであっても、自分の子供以外に手を差し出せるかというと疑問だ。

息子がなつくのも当然かもしれないな。
「自分を愛してくれている」ことが言葉にしなくても伝わるのだろう。

そして、それからしばらくして彼女はまた海外へ戻った。

相変わらずばたばたしている私と、 彼女もご主人の仕事を手伝ったり、いろいろと忙しいのが重なり、 あっというまに年末。

誕生日の重なる12月には忙しいなかおやつや本を送ってくれて、 お礼メールなんぞを書いたりしている間に年が明けた。


そして一本の電話。 彼女だった。

国際電話は高くつくのと、 どれだけ長文でもメールだとお金もかからないで好きなだけ話もできるから
よっぽどのことがない限り電話はしない。
なのに電話。 おどろいた。

「いやいや、相談があってさ。妊婦。」

私の仕事(マタニティウェアを作っているということ)のことも知っているので
誰か彼女の知人が妊娠して、何か聞きたいことがあるのかと 「うん、何?誰が妊婦?」と聞いたら
「あたしあたし! あたし、妊婦になっちゃった!」だって!

さあー!今度は私の番だ! きっと今は彼女のお腹のチビはまだ数センチ。
そして遠い外国にいる。

でも、もう私の大事なおいっこもしくはめいっこだもんね。
(いとこなので本当は違うが、気分は姉なので!)

まずはうれしくて電話を切ったあと、泣いた。

でも、初めて会うときには笑顔を教えてやろう。 「君を待っていたんだよ。」って。


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